先輩社員の紹介

星野楽器株式会社 Ibanez DIVISION

マーチャンダイジング第一部 エレキギター・プロダクト

2012年入社 (文学部卒)

■ 現在の仕事について教えてください。

私が担当している仕事は、低価格帯のエレキギターの生産を委託している中国工場3社とのコレポン業務です。コレポン業務とは、海外企業とメールや電話を使い、仕事を進めていくことです。他にも担当により頻度は異なりますが、2~3ヶ月に一度工場を訪問し、現場や商品の確認を行うなどしてコミュニケーションを図っています。弊社では、基本的には自社工場を持たずOEM契約を結んだ工場から楽器を仕入れ、世界中のお客様に販売しています。その中で我々マーチャンダイジング部は、どのような商品を、いくらで、いつから、どの程度の販売規模で提供するか各部署と連携しながら考え、生産委託先工場と連絡を取り合い必要な価格・納期・品質をもって商品化し、また商品化した後も工場とともに品質の管理を行っています。

楽器というものは、ある程度こうあるべきだという既成概念のある製品です。特にエレキギターに関しては、世界2大ブランドによる有名モデルの伝統的な形や仕様に対して、市場での認知度や人気が高く、他社のブランドを含め店頭で目にするギターの多くはそれらのモデルの影響を受けています。ただそんな中でもIbanezというブランドは、「またIbanezがおもしろいことやってるぞ」というような、新しいことを提案してもそれが受け入れられる土壌をもったブランドです。私は入社するまでほとんど楽器を触った経験がありませんでした。しかし、だからこそ楽器初心者の私にしかできない新しい発想が活かせるのではないかと、日々奮闘しています。またこの会社には性別や年齢に関係なく意見を求められる風土があり、あるときの何気ない一言が実際に企画として進んでいくこともよくあります。入社何年目だろうが、一人一人が責任のある仕事を任されます。プレッシャーを感じることもありますが、自分の携わった企画が商品となって店頭に並んでいるところや、アーティストが使ってくださっているのを見ることができ、これ以上嬉しいことはありません。

■ 星野楽器を選んだ理由を教えてください。

就職活動の際、最初に考えたことは自分の好きなことに関わる仕事がしたいということでした。転職することが珍しくないこの時代ですが、定年まで約40年働くことを考えたときに、いくらお金がもらえても、自分が楽しいと思えないと続かない、と。そこからは私の好きな「音楽」をキーワードに、どんな形であれ音楽文化を盛り上げていくことのできる仕事に就きたいと考えていました。その中で星野楽器に出会い、この会社でなら世界中への「音楽文化への貢献」が実現できるのではないかと魅力を感じました。楽器は、アーティストが彼らの個性を表現するためのツールです。良い楽器を広めることでカッコいいバンドが、音楽が生まれ、それを聴いた人が新しく楽器を始める、というような連鎖を生み出していける――まさに「音楽文化」の根幹に携わる仕事だと感じたのです。実際に働き始めてから、今まで作品を聞いていたアーティストが自社の楽器を使っているのを見たり、これから未来のアーティストがIbanezを使っていることを考えたりすると、わくわくします。

■ 就職活動をしている学生の方へのメッセージをお願いします。

働くということに対して自分の中で何か一つ芯となるものを考えてみてください。どんなことでもかまいません。営業がしたい、モノ作りに関わりたい、大金を稼ぎたい、趣味を仕事にしたい、なんでも良いと思います。何か一つ自分の芯を持っていれば必ずここで働きたいと思える会社との出会いがあります。私は就職活動をして気づきましたが、世の中には想像もつかないほど多種多様な仕事があります。周りに流されず自分自身で見聞き感じたことを信じ、皆様にとっての最良を実現してください。

ミニアンケート

■ 学生時代にがんばったことは?

友人達とサークルを立ち上げてバスケットボールをしていました。

■ 星野楽器に入って「これは苦労した……」と思うことは?

ほとんど楽器を触ったことがなかったため、最初はチューニングもろくにできませんでした。

■ 星野楽器に入って「よかったな」と思うことは?

様々な専門知識を持った個性的な先輩社員がいるため、自分の中の世界が広がりました。

■ 星野楽器をひとことで言うと?

グローバル!

■ お休みの日は何をして過ごしますか?

バスケットボール、釣り、フェス、プロレス

■ 好きな音楽は?

John Frusciante

■ 今後の目標を教えてください。

ヒット商品をつくる。

■ オフの一枚

騙されたと思って1度生でプロレス観戦してみてください!
断言します! 100%ハマりますよ!!