先輩社員の紹介

星野楽器(株)TAMA DIVISION

マーチャンダイジング第三部 プロダクション

1996年入社(機械科卒)

■ 現在の仕事について教えてください。

ドラムシェルの塗装全般が私の仕事です。最初の下塗りから最終のトップコートまでを全て一人でこなします。自動機で塗る工程もありますが、ほとんどがスプレーガンを使って人の手で塗っていきます。 塗装が完成するまでには数多くの工程があり、例えば「塗装して研磨する」という作業を多いもので10回以上繰り返します。カラーリングについては、薄く塗り重ねて既定の濃さまで色を合わせていきます。濃くなり過ぎたり、ちりやほこりが付いたりした場合は、一度色を全部落とし、また一から塗り直すこともあります。
ドラム製造工程全てにおいて言えますが、一番大事にしているのが指先や見た目などの感覚です。見ただけ、聞いただけでできる仕事は一つもなく経験が全てですので、大変なところもありますが、そこにやりがいを感じますし、アーティストの方々それぞれのカラーイメージにぴったりの色ができて、そのドラムセットを使っていただけると、すごく達成感があります。
本物の職人をめざせる仕事だと思います。

■ 星野楽器を選んだ理由を教えてください。

星野楽器に入る以前に他社で塗装の仕事をしていて、その経験を生かせる仕事をと思っていたときに、星野楽器と出会いました。学生時代に少し音楽をやっていたこともあり、音楽業界にはとても興味がありました。また、アーティストやアーティストをめざして頑張っている世界中の人たちに最上級のドラムやギターを提供している会社であることは知っていたので、その会社の一員として、そんな方々の力になれればやりがいのある仕事ができると思い星野楽器を選びました。日本国内でドラムを生産している会社はほとんどない中で、Made in Japanにこだわりを持ち、最高品質のドラム作りに携われることにとても充実感を持って働いています。

■ 就職活動をしている学生の方へのメッセージをお願いします。

人生やってみなくては分からないことばかり。仕事も同じです。やってみて初めて面白さが分かると思います。失敗なんて当たり前だし、失敗しなければ分からないことばかりです。自分の感性を大事にして、やってみたいことにはどんどんチャレンジしてください。

ミニアンケート

■ 学生時代にがんばったことは?

ミニバイクレースです。

■ 星野楽器に入って「これは苦労した……」と思うことは?

特注カラーを作る時。カラーイメージぴったりに色を作ること。

■ 星野楽器に入って「よかったな」と思うことは?

有名アーティストの方に、自分の考えた色を使っていただいたこと。

■ 星野楽器をひとことで言うと?

楽器業界の先駆者。

■ お休みの日は何をして過ごしますか?

バイクでツーリング。

■ 好きな音楽は?

フォークソング

■ 今後の目標を教えてください。

どこのメーカーも真似できない色を作ること。