先輩社員の紹介

星野楽器(株)TAMA DIVISION

販売促進

2005年入社 (教養学部卒)

■ 現在の仕事について教えてください。

星野楽器のドラム部門であるTAMA DIVISIONのヨーロッパ市場担当として、マーケティング、営業、プロモーションの全てに関わる仕事をしています。部署内には同じような職責でUSA市場の担当者、アジア・中南米・アフリカ市場の担当者が1名ずついます。TAMAブランドの営業に集中できる環境にある一方で、仕事内容と担当テリトリーは幅広く、多岐にわたっているのが現在のTAMAの営業組織の特徴です。

<23歳−26歳>
現在はヨーロッパ担当をしていますが、2005年に入社して最初の3年間は日本市場の電話窓口対応や修理担当、プロ向けのドラムの手配、楽器卸への営業出張、当時取り扱いのあった輸入ブランドのバイヤーなどを経験しました。自分がドラマーということもあり、とにかくドラムに関わることが楽しかったので充実感を覚えながら働いていました。会社の業績に貢献している実感はあまり無かったものの、自分の基礎を固める大切な3年間だったと思います。

<27歳−30歳>
入社4年目の2008年から現在のヨーロッパ市場の担当となり、翌年の7月から2011年12月までの2年半はオランダにある星野楽器欧州駐在員事務所のTAMAブランド責任者として駐在活動を行いました。現地での仕事はヨーロッパ各国でのマーケティング調査、代理店を訪問しての営業活動、ショウやイベントの企画・運営など多岐にわたり、1年の半分はドイツ、フランス、イギリス、イタリアなど、オランダ国外に出張していました。仕事面での苦労はもちろん、海外で生活することの大変さも感じましたが、実生活を通してヨーロッパの文化や国民気質の多様性を実感できた貴重な2年半でした。

<31歳−現在>
2012年に帰国後は欧州駐在時にしていたマーケティング調査、代理店への営業活動などを日本からの出張ベースでこなしています。年間100日以上はヨーロッパに出張していますので、今でも1/3くらいヨーロッパに住んでいるような感覚です。出張ベースになったことで、市場で得たインプットを開発中の商品企画へすぐに反映することもできますし、逆に生産や開発の現場で見聞きした情報を代理店に直接話して営業できるなど、駐在時には無かったメリットも出てきています。

■ 星野楽器を選んだ理由を教えてください。

就職活動を始めるにあたって、まずエントリーする企業の絞込みを行いました。今でもそうだと思いますが、なんとなく就活サイト内を検索するとエントリーできる企業が無数にあるので、自分自身が疲弊しないようにするためです。当時の自分なりに以下のような条件を設定して絞込みを行いました。

1. 「ものを作る会社」で、消費者が直接触れることができ、その販売権を独占できる会社、つまりブランドを持つ会社。(ブランドがあるということは強みにもリスクにもなると思います)
2. 仕事以外の自由な時間が欲しいので、休みが取れるところ。残業もできるだけ少ない方が良い。
3. 国外にも積極的に営業できる商品を扱う会社。
※上の3つの条件を優先する代わりに、勤務地と給与については追い求めない。

以上が23歳当時の自分が出した条件でした。今思うと当時の自分に「もう少し考えるべきポイントがあるだろ!」と忠告したくなります……。それはさておき、これらの条件に該当する企業はまだまだたくさんありましたが、そこからさらに自分の好みで選り分けていくと10社くらいに絞ることができました。その中でたまたま縁があったのが星野楽器でしたが、ドラムが好きだったので入社に迷いはありませんでした。入社から10年が経ちましたが、条件全てを満たしていると思います。

■ 就職活動をしている学生の方へのメッセージをお願いします。

気にしないつもりでいても他の就活生、家族、友人、ネットの情報などが気になりがちだと思います。私もそうでした……。がしかし、そこはぐっと我慢して自分がこれまで生きてきた約20年間の経験から培われた「自分にしか分からない方向感覚」で進むべき方向を決めた方が良い就職活動ができるのではないでしょうか。このことを徹底すればするほど就職活動に妥協できなくなるという厳しさもありますが、妥協していない分だけ自分にとって最適な仕事環境に近づくことができると信じています。

ミニアンケート

■ 学生時代にがんばったことは?

課題とレポートに追われている学生時代でした。特に英語で書かなければいけないレポートに苦労しました。

■ 星野楽器に入って「これは苦労した……」と思うことは?

どんな仕事内容でも最初に取り組む時には、ある程度失敗しながら試行錯誤していくので、苦労している気がします。一方で、自分の仕事への取り組みとは別次元の要素が作用して幸運にも事が上手く進む経験も多々してきましたので、トータルでバランスがとれているように思います。

■ 星野楽器に入って「よかったな」と思うことは?

昼休みにドラムの練習ができることです。

■ 星野楽器をひとことで言うと?

真面目な会社だと思います。

■ お休みの日は何をして過ごしますか?

家族とのんびり過ごします。ドラムはもちろんですが、最近ギターとベースも始めたので、子どもが演奏するピアノに合わせて練習しています。

■ 好きな音楽は?

特定の音楽ジャンルの好みは無く、その時々で自分の中にトレンドがあります。最近は、これまでずっと避けてきた70年代ロックの扉を開きつつあります。

■ 今後の目標を教えてください。

星野楽器社員としての目標は、TAMAブランドが音楽や楽器のトレンド、ライフスタイルの変化に「適応しながらも決して迎合しない」ブランドであり続けるための一助になることです。個人としての目標は55歳を過ぎてからも働くことができる技能と経験を積み、健康でいることです。

■ オフの一枚

子どもが通う保育園のパパと保育士の先生でバンドを結成しました。写真に写っていませんがサックス、トロンボーン、ボーカルもいて、そのお子さんや奥さんもみんなで部屋にいるので大変なことになっています。ただ、これがきっかけでドラムに興味を持ってくれるお子さんが続出しているので、ひょっとすると未来のスーパードラマーが出てくるかも。