100周年記念パーティーの翌日・翌々日(5/23・5/24)にはパーティーに引き続いて、100周年記念イベント「百年の鼓動 DAY1 / DAY2」がZepp Nagoyaにて開催されました。このイベントは星野楽器が主催し、一般公開された記念イベントです。星野楽器のスローガンは「音楽文化への貢献」ですが、同イベントには、Ibanezギター・TAMAドラムを演奏するミュージシャンや、音楽を聴くことを楽しむオーディエンスのみなさまへの感謝の気持ちが込められています。 楽器をつくることとミュージシャン、そしてオーディエンスのみなさまとの間には切っても切れない深い関わりがあります。ミュージシャンの研ぎ澄まされた耳による判断・アドバイスを元に楽器の質や機能を改善し、そうして改善された楽器をミュージシャンに気持ちよく演奏していただく――そして、ミュージシャンが演奏するのはオーディエンスのためと言っても決して過言ではありません。その演奏を聞いたオーディエンスが Ibanezギター・TAMAドラムを通じて楽器に興味を持ち、将来プレイヤーとして音楽を楽しむ可能性もあります。楽器を中心に起こるこのような連鎖が「音楽文化への貢献」に繋がっていくならば、星野楽器にとってこれほど喜ばしいことはありません。 100周年という区切りのよいこの機会に感謝の気持ちを形にできたら・・・と開催されたイベント「百年の鼓動 DAY1 / DAY2」。その模様をご紹介いたします。
Session of Comorhythmはこのイベント「百年の鼓動」のために結成されたバンドです。Gt. 菰口さんは20歳という若手ですが、ベテランのお二人と共に堂々としたプレイを披露されていました。
ドラム・ベース・ギターというシンプルな編成の中、ツーバス・多点セットを用いた小森さんの幅広い表現力がアクセントとなり、観客は彼らの演奏にじっくりと聴き入っていました。
TRIXのドラマー熊谷さんの笑顔から、演奏することの楽しさが伝わってきます。また、フロントメンバーがステップを踏み踊りながら演奏されていた様子が印象的でした。自らを「コミックバンド」と名乗り、ショウのようなライブを披露。フュージョンバンドのイメージをよい意味で覆し、観客と一体となって楽しむ姿勢が伝わってきました。
最後にはメンバー全員が会場内を駆け回る場面も。舞台から降りて、観客のすぐ目の前で迫力満点の演奏をたっぷり聞かせてくだいました。
変拍子が効果的に散りばめられたテクニカルな演奏を披露してくださったSIMON PHILLIPS BAND。
アンディー・ティモンズさんはじめ他のメンバーの、次々と音の表情を変えて魅せるソロや、先の読めない展開など、とても緊張感のあるプレイでした。と同時に、さすがの貫禄と実力に安心し身を委ねて聴き入ってしまう演奏でもありました。
最後にはドラマー3人の豪華な共演が見られました。 厚みのある音の振動が体に響きます。それぞれの個性を生かしたソロ・アンサンブルを聞かせてくださいました。とくに、目の回るような速度のタム回しの連続に、観客は釘付け。 正確かつ表情豊かに緩急のついたとても素晴らしい演奏によって、「百年の鼓動DAY1」は締めくくられました。
2日目は1日目とはがらりと雰囲気を変えて、ドラマーの古田たかしさんと川西幸一さんを中心としたバンドやアーティストが集まりました。
ジェット機発射の秒読みアナウンスから始まる演出に期待が高まります。演奏が始まると、勢いのあるパフォーマンスに観客も歓声や手拍子でこたえ、会場が盛り上がりました。川西さんが繰り出すパワフルなリズムに観客も自然と体が動いていました。
今回のイベントがスキマスイッチ大橋卓弥さんにとって初のソロステージとなりました。様々なジャンルの要素が取り入れられつつも思わず口ずさみたくなるほどキャッチーな楽曲に、古田たかしさんの歌うようなドラミングがぴったりと合っていました。
続いては、ギターを弾きながらのびのびと歌う奥田民生さんの一人舞台。独特のマイペースなトークと味わい深い歌声がホールに響き渡りました。
PUFFYのお二人は誰もが大合唱できるほどの有名な曲も披露してくださいました。途中で古田たかしさんもステージに登場。古田さんと川西さんのお二人で息の合った、迫力のツインドラムの演奏が始まりました。 ある曲中には、ステージの端で奥田民生さんがひょっこり現れて銅鑼を叩き、叩き終わったらすぐに舞台袖に隠れるという面白いシーンもありました。
アンコールでは、ドラマーのお二人がフロントで歌い、バックで奥田民生さんがドラムを叩くという普段見ることのできない場面もありました。 そしてなんと阿部義晴さんが登場。スクリーンに映し出された星野楽器の社屋をバックに、歌詞の内容を星野楽器に因んだ内容に替えて歌ってくださいました。社員も大感激。会場全体に響き渡る「HOSHINO」コールを感慨深い気持ちで味わいました。
ふたたびアンコール拍手がホールに鳴り響き、ジェット機の宮田JETさん、PUFFY、大橋さんも登場。豪華でにぎやかな編成で演奏してくださいました。最後には古田たかしさん、川西幸一さんが白熱のドラムソロバトルをたっぷりと披露され、3日間にわたる星野楽器の100周年パーティー・イベント「百年の鼓動」は幕を閉じました。
多くの方々のお力により、星野楽器は100周年を迎えることができました。100年目という区切りを迎え気持ちを新たに、これからも音楽を愛するすべての方々への感謝の気持ちを忘れず、星野楽器は「音楽文化への貢献」に努めて参ります。
このイベントの前日(5/22)には100周年記念パーティーが行われました。 同パーティーは関係者のみが参加する非公開のものでした。 詳細はトピックスより100周年記念パーティー「百年の鼓動」をご覧ください。
星野楽器株式会社100周年記念イベント「百年の鼓動」(5/22~24)は、多くの方々のご協力により成功裏に終えることができました。
心より感謝申し上げます。(以下、アルファベット順・50音順)
Augusta Publishing
BIG 1
DEUCE
HIBINO
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IEC
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LEO MUSIC
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Office Augusta
O.S.T.
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とと
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