TAMA

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1974-1983
The TAMA Origin Story

TAMAのブランド創設より遡ること10年余り。1962年に母体である星野楽器が自社の楽器製造工場「多満製作所」を立ち上げた。言うまでもなくTAMAというブランド名は、この多満製作所が由来となっている。1966年よりStar名義にてドラム生産を開始。
後の1974年、TAMAという新たなブランドとして世界進出を目指すこととなる。


1960年代~70年代にかけてハードロックが世界的に流行。ドラムは音量を要求され、大口径化、多点キット化が進む。その中で市場ディマンドは安定してしっかりセッティングできるHWだった。そこでTAMAブランドはハードウェアの機構から独自性を追求することで地盤固めに取り掛かる。ナイロンブッシュ、ブームシンバルスタンドなどがその典型的な例と言える。 ドラム部門においては、1970年代後半に発売されたSuperstarがドラムメーカーとしての転換点となる。Billy Cobhamなど世界のトップアーティストとの契約が後押しとなり、世界的な認知を獲得していった。
その後1983年に発売されたArtstarは、直線を多用して先進性を強調したデザインと、コルディア材の独特な木目をフィーチャーしたヴィジュアルが特徴。そして、何よりそのダイナミックでパワーのあるサウンドにより世界のトップブランドの仲間入りを果たす。

PRODUCTS

現代に通じる革新性という意味においてハードウェアを主軸とした商品展開に目を奪われがちだが、Imperialstar、Superstar、Artstarなどその後のTAMAのドラムの方向性を決定づけるドラムも数多くラインナップされた時期でもある。特にSuperstarは一流アーティストを迎えるきっかけとなったシリーズであり、まさにブランド創成の10年間と呼ぶに相応しいと言えるだろう。

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MUSIC OF THE TIMES

BACK STORY

TAMAというブランド名の由来は星野楽器 初代社長である星野義太郎の妻、星野多満の名にある。多満は会社の経理全般を取り仕切り、星野楽器の創業期から戦前までの経営の重要な役割を担っていた。そこでドラム工場の開業に当たってはその名を「多満製作所」、ブランド創設時には「TAMA」と、いずれも彼女の名を冠し敬意と発展を誓った。

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