TAMA

header

1984-1993
Era of Exploration and Experimentation

MTVの登場と共に音楽にもビジュアルでの訴求力を求められるようになった時代。ドラムもその例外ではなく、より派手な色のシェルや迫力のある巨大なセットが好まれるようになっていく。TAMAのカタログでもツーバスやスリーバスに、多数のタムを取り入れた巨大なセットが頻出するようになった。
その一方で、ドラムメーカーとしての基盤固めが終わり、TAMA独自の商品展開の模索が始まる時期でもある。TAMA初の電子ドラム”Techstar”、スネアドラムのテンション数を11にした”11 Lug Snare Drum”など、野心的な試みが伺える。その全てがヒット商品となった訳ではないが、レバーグライドシステム、サドルタイプのドラムスローン、ツインペダルの2つのビーターを1フレーム内に収めたPro-Beat Twin Pedalなど、TAMAの革新性を伺わせるアイデアが芽生えた点は見逃せない。とりわけ1993年に発表されたIron Cobraは、「ハードウェアのTAMA」を改めて世界中に認知させ、今もなお世界中のプレイヤーを惹きつけるTAMAを代表する商品となった。

PRODUCTS

音楽にビジュアル的訴求力が求められるようになり、その潮流はドラムにも大きな影響を及ぼした。ツーバスにタムが4つ、フロアタムが3つ、さらにゴングバスをセットするなど巨大なセットアップが好まれた時代だ。Power Tower Systemが登場するなど、大掛かりなセットを実現するための商品がラインナップされているのが、それを彷彿とさせる。
その一方で、レバーグライドハイハットスタンドやIron Cobraドラムペダルなど、“イノベーションのTAMA”を形作る商品が生まれる時代でもある。

ADVERTISEMENT

slide 1
slide 2
slide 3
slide 4
slide 5
slide 6
slide 7
slide 8
slide 9
slide 10
slide 11
slide 12
slide 13
slide 14
slide 15

MUSIC OF THE TIMES


GALLERY