TAMA

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1994-2003
The Pursuit of Progress

現代に至るまでTAMAドラムを代表するドラムキットのシリーズ「Starclassic」のデビューという鮮烈な幕開けを伴った期間。Starclassicは、シェル鳴りを最大限に引き出すというコンセプトの下、驚異的な薄さを実現したシェルと、全てのパーツを新しく設計して作ったモデルで、かつてない音抜けとタムの鳴りは世界中のドラム業界に果てしない影響を及ぼした。だが、デビューから30年を経た今もなお世界中のトップアーティストから支持されており、名実ともに長く愛され続けるという商品はTAMAドラムの長い歴史の中でも極めて稀なシリーズでもある。
また、もう一つの重要なトピックは98年にフルモデルチェンジしたIron Cobraだろう。それは機械のような精密な動きと多彩な調整機能によって、これまでのドラムペダルの枠組みを作り変えてしまうほどの衝撃を世界に与えた。現在ラインアップされているあらゆるペダルがその影響を受けていると言っても過言ではないほど、絶大な影響力を誇るドラムペダルとなっている。
その他にもTAMA初のアーティストモデル“Signature Palette”スネアドラムや1st Chair Drum Throne Systemなど、新たなカテゴリーでの商品展開も活発に行っている。
一方で、Star-Cast Mounting Systemや第二世代のIron Cobraを筆頭に、それまで直線的だった商品のデザインが流線型の物へと変化し、ブランドとして商品デザインにも意識が向かい始めた時期でもある。

PRODUCTS

StarclassicやIron Cobraの第二世代型など、現在に続く代表的モデルが発売された期間。ここまで蓄積された知識やノウハウを活用することで、機能のための機能ではなく“より良い音の追求”という、楽器としての良さを生み出すための技術開発により重きを置いた姿勢にシフトする動きが見え始めた時代と言える。
音楽もその練度が上がり、楽器にも耐久性だけではない、ドラマーのプレイを下支えするような精緻なモノづくりが求められるようになった。

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