TAMA

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2004-2013
A Modern Revolution

ドラムセットのシリーズにおいて、上級モデルにはシェルラインナップが拡張されたStarclassic、ミドルクラスではSuperstarからSilverstarへ移行、そしてエントリーモデルではSwingstarがImperialstarへと変更と、ドラムブランドとしての商品ラインナップが固まり、市場に定着。加えて、世界に冠たるドラムブランドとしての地位向上を企図して、さらなる飛躍に挑む期間となった。その象徴はドラムキットとスネアドラムそれぞれにおける、徹底した“サウンドの追求”への回帰だろう。Starclassic Bubingaでは、それまでドラムセットの化粧材のみに使用されていたブビンガ材をシェルの芯材としても採用。STARPHONICではTAMAの開発力を生かしたさまざまな機構で、それまでとは全く異なる方向性のサウンドを実現した。
そして、この期間において特筆すべきは新たにフラッグシップモデルとして開発されたSTAR Drumの投入だろう。TAMAとしてこれまでラインナップしてこなかったハイエンドドラムの価格帯への挑戦を、Starclassicという世界中のアーティスト、プレイヤーに定着したシリーズとともに共存させて成功させた事実は、TAMAのドラムのサウンドバリエーションの豊かさを象徴すると共に、ドラマーにより多くの選択肢を提供していると言える。それまではハードロックの印象が強く、TAMAを選ぶアーティストにもその傾向が強かったが、この期間を経て多様な音楽ジャンルのアーティストが集うブランドへと成長していった。
また、2011年にはマーチングドラム市場への参入。足掛け10年に及ぶ開発の結果投入され、これまでのマーチングドラムとは異なる多くの特徴を持つ商品群は、プレイヤーに驚きを持って迎えられた。その後、コンサートパーカッションの分野への進出も果たしたことを考えれば、総合打楽器メーカーとして新しい一歩を踏み出したことも重要なトピックだ。

PRODUCTS

ドラムサウンドの可能性を広げるための新しい挑戦が始まった時代。シェルマテリアルにおいてはブビンガという新しいサウンドの可能性を示す一方、高速フットワークに最適化したSpeed Cobraペダルをリリース。既存ラインナップではカバーできなかった需要に応える商品展開が続いた。
分けても2013年発売のSTAR Drumは、HR&HMというイメージの強かったTAMAドラムに新しい風を呼び込む契機となった。

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